Quizoo くいずー

 一問一答クイズ [No.10544]
  クラシック音楽検定(マニア向け)Vol.3 より  クラシック音楽ファン向けの「知ってて役立つ。知らなくても大丈夫」な問題です。全問正解された方は、かなりの強者。※マニア向けVol.3
問題 「運命は何回扉を叩いたか」 ベートーヴェンの代名詞。「ダダダ・ダーン」という個性的な動機で始まる交響曲第5番ハ短調作品67『運命』。『運命はこのようにして扉を叩くのだよ、シントラー君』とベートーヴェンが言ったとか、言わなかったとか。交響曲第5番で《3つ連続する♪「ダダダ」》は何回登場するでしょうか。 実はこの動機、例えば第二主題の対旋律としてチェロとコントラバスで奏でられたり、ティンパニが叩いていたり結構「隠れダダダ」もあります。それも含めて数えていただきたいのです。主題提示部の繰り返しはなし。ちなみに第1楽章は2/4拍子で502小節あります。さて、「運命は何回扉を叩いたか」次の中から選んでください。


  1. 約100回(全体の2割)
  2. 約350回(全体の7割)
  3. 約250回(全体の5割)
  4. 約200回(全体の4割)
   
制限時間 : 無制限
難易度 上級
出題数 853人中
正解数 363人
正解率 42.56%正解率
作成者 ぼくはくま (ID:891)
最高連続正解数  0 問
現在の連続記録  0 問 ※ユーザーの方は記録が更新されます
一問一答クイズ一覧
このクイズ・検定に挑戦!
予習・復習
登録タグ登録タグ
関連するクイズ・検定関連するクイズ・検定
その他のクイズ・検定その他のクイズ・検定
クイズ・検定一覧
○×マルバツクイズ一覧
トップページ
 予習・復習/一問一答クイズ
出題文をクリックするとクイズにチャレンジできます。
すぐに答えを見たい場合は「解答を表示する」をクリックしてください。
こちらで学習をして、このクイズ・検定の合格を目指しましょう!
①独唱、合唱、木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器
②約350回(全体の7割)
③木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、打楽器、弦楽器
④木管楽器、金管楽器、打楽器、独唱、合唱、弦楽器
解答を表示する

正解:③

解説:正解は、「木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、打楽器、弦楽器」でした。 基本の決まりとして、木・金管楽器、挿入楽器(*)、打楽器、弦楽器 (*)挿入楽器とは、通常のオーケストラを編成している以外の声楽を含む楽器の事であり、協奏曲の場合は独奏楽器が入ります。金管楽器と打楽器の間に記述しています。 ちなみに巨大の交響曲を書いたことで知られるマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」は、音楽表現の雄大さもさることながら、使用される楽器の編成も壮大です。指揮者が使う大判のフルスコアの上から下まで、それこそ印刷の解像度の限界に挑戦しているのではないか? と思えるほどの細かな五線譜の並びに圧倒されます。

①木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、弦楽器、打楽器
②アウフタクト
③アインザッツ
④ゲネラルプローベ
解答を表示する

正解:③

解説:正解は、「アインザッツ」です。 ドイツ語の正式名称は「アインザッツ・ゲーベン」といいます。音楽用語としてはフレーズの「出だし」の意味として使われます。指揮者はフレーズのアインザッツを演奏者に指示し続けることを仕事としているとも言い換えられます。従って、指揮者が最初の音のアインザッツさえ的確に出せば、優秀なオーケストラなら間違いなく素晴らしい音楽を奏でることが出来ると行っても過言ではありません。 「アウフタクト」は弱起の事です。 「アタッカ」は、曲の境目を切れ目なく演奏することをいいます。指示記号として楽譜に記されています。 「ゲネラルプローベ」は、本番通りの進行で行われる最終リハーサルです。


①交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
②交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
③交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
④交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』
解答を表示する

正解:③

解説:あの「ダダダ・ダーン」という有名な動機は、いかにもベートーヴェンらしい勇壮な出だしと関心することしきりです。 しかし、ここでスコアを開いて、冒頭のその部分をじっくりと観察してみてください。「ダダダ・ダーン」の3つ連続する♪「ダダダ」の前に、なんと八分休符(♪と長さが同じ休み)が一個あるではありませんか。つまり指揮者の指揮棒が振り下ろされた後、八分休符一個分の間をあけて、弾き出さなければならず、それだけでも難しいのに、名指揮者はベートーヴェンのAllegro con brioに忠実にあろうとすればするほどに、個性的な所作を使って激しさを強調するので、音の出だしがとても合わせずらいのです。

①アタッカ
②交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
③交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
④交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
解答を表示する

正解:④

解説:全曲で約45分。第1楽章の頭にはティンパニはちゃんと記されています。ですが、次のページではティンパニの楽譜が消えてしまっています。同じ事は、第2楽章、第3楽章と続きます。その間、ティンパニ奏者は何をしているのでしょうか。ひたすら休みの数を正確に数え続けているのです。第4楽章「雷雨、嵐」での熱い連打に想いをはせつつ、指定された休符の小節を数えているのです。しかし、終楽章では、またしてもティンパニの出番はないです。出番がないからといって、さっさと帰ってしまう訳にもいかず、立ったまま、妙な手持ちぶたさを抱きつつも、またしても休符の小節数を数えているのです。これがこの交響曲でのティンパニの仕事の全てです。

①交響曲第7番イ長調 作品92
②交響曲第7番イ長調 作品92
③交響曲第4番変ロ長調 作品60
④交響曲第8番ヘ長調 作品93
解答を表示する

正解:④

解説:作品番号が示すとおり、交響曲第5番と第6番の関係と同じく交響曲第7番と対を成すと言ってよいでしょう。古典派の殻を破り、ロマン派音楽へと突き進んでいたベートーヴェンがふと、「古典回帰」をした作品と思われます。編成の大きい第5、第6、後の第8に挟まれ、木管セクションは2管編成、金管もトランペット2管のみで、第1番や第2番に似たものを感じ取れます。スケルツォの荒々しさではなく、トリオを備えた古典派音楽のメヌエットの端正な雰囲気を醸し出しています。しかし、対位法的処理や、トリオのホルンとクラリネットの牧歌風な歌はベートーヴェンの世界です。メヌエット大好きなハイドンが、涎を垂らしそうな秀作。

①第2パートのヴァイオリンがない
②ヴィオラのパートがない
③交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
④弦楽器が全て第3パートまである
解答を表示する

正解:①

解説:第5番は、独奏群としてフラウト・トラヴェルソとヴァイオリン、チェンバロ、合奏群として第1ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネです。バッハは、通常はヴィオラを弾きつつ、全体の指揮をしていたのです。この第5番では、チェンバロが妙技を披露します。名手であったバッハが自ら演奏する目論見でした。しかし、ヴィオラを弾いていたバッハがチェンバロに移ったので、ヴィオラ奏者がいなくなってしまうことになったのです。第2ヴァイオリンがヴィオラを弾いたものと思われます。諸々の理由で楽団が縮小され、ほかに奏者がいなかったのです。

①速緩速の協奏曲スタイルに加えてメヌエットの第4楽章がある
②第2楽章が1小節しかない。
③第2楽章は独奏楽器群のみで演奏される
④ブランデンブルク協奏曲の第2楽章の中で唯一、長調である
解答を表示する

正解:②

解説:スコアを見ると、第1楽章の終わりに二重線で分けられた速度記号「Adagio」の1小節に二分音符でフリギア終止(*)の2つの和音が書かれているだけ。 (*)バロック時代の音楽の緩徐楽章でよく用いられた終止形。前後の楽章を繋ぐ役割を果たす。  スコアに書かれてある通りに演奏してしまうと、誠に素っ気ない。しかも、当時の演奏では、楽譜に書かれていた通りを演奏することは希で、即興演奏をすることで演奏技術を表すのが当たり前であったのです。今日でも、第1ヴァイオリン、或いはチェンバロが和音が響く中を即興で旋律を作り出しているのを聞くことができます。

①仕えていた侯爵が参加できるように簡単なパートがある
②ヴィオラのパートがない
③ヴィオラのパートが第2まである
④チェロのパートがある
解答を表示する

正解:②

解説:スコアを見ると、上から順に第1ヴィオラ、第2ヴィオラ、第1ヴィオラ・ダ・ガンバ、第2ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、通奏低音(チェンバロとヴィオローネ)で構成されています。バッハがヴィオラを弾きつつ全体の指揮をし、主君のレオポルト侯も加わってヴィオラ・ダ・ガンバの易しく書かれたパートを演奏したと言われています。ヴァイオリンを欠き、派手さこそありませんが、そこには主君と従者を越えた音楽を愛する者同士の会話があったと想像できます。この第6番の温かい旋律美が、雄弁にバッハとレオポルト侯との音楽を通じての語らいを表していると思いませんか。

①18世紀後半(古典派)
②19世紀前半(前期ロマン派)
③19世紀後半〜20世紀初頭(後期ロマン派)
④17世紀初頭から18世紀中頃(バロック音楽)
解答を表示する

正解:③

解説:ベルリンフィルの初代指揮者であるハンス・フォン・ビューローが指揮棒を持った専業指揮者の第1号と言われています。ワーグナーの高弟であり、忠実なワーグナー音楽の布教者でもあった方です。専属指揮者と指揮棒の登場は、まさに時代の要請とも言えるものでした。時代は「後期ロマン派」。特に分水嶺はワーグナーの存在です。1850年以降に完成させた数々の楽劇は、和声法や管弦楽法が近代的なものに置き換わり、今日のフルサイズの管弦楽団の編成が生まれます。巨大で様々なセクションを有する近代管弦楽団は、君臨し統治する今日の指揮者と指揮棒を必然としたのです。

一問一答クイズ一覧
このクイズ・検定に挑戦!
 その他・関連するクイズ
このクイズ・検定や問題に関連するクイズを出題しております。出題文をクリックするとクイズにチャレンジできます。
すぐに答えを見たい場合は「解答を表示する」をクリックしてください。

以下のクイズは、ショパン エチュード検定より、出題しております。
説明:ショパンエチュード op.10とop.25の検定です満点取れたら凄い!
①ハ長調
②イ短調
③ト長調
④ブランデンブルク協奏曲の第2楽章の中で唯一、長調である
解答を表示する

正解:①

①ロ長調
②イ短調
③嬰ハ短調
④ニ短調
解答を表示する

正解:ハ短調

①ニ長調
②ホ長調
③ハ長調
④ハ短調
解答を表示する

正解:変イ長調

①練習曲
②変イ長調
③超絶技巧曲
④作曲
解答を表示する

正解:①

①ニ短調
②即興曲
③ハ長調
④変ニ長調
解答を表示する

正解:変ト長調

①アルペジオ
②変ト長調
③左手
④半音
解答を表示する

正解:①

①半音
②低音
③左手
④スタッカート
解答を表示する

正解:③

①イ長調
②ホ長調
③ロ短調
④グリッサンド
解答を表示する

正解:嬰ハ短調

①ここには無い
②嬰ハ短調
③嬰ホ短調
④ニ長調
解答を表示する

正解:ホ長調

①ハ短調
②変ニ長調
③ニ長調
④ホ長調
解答を表示する

正解:変ト長調

①変ト長調
②op.25-12
③op.10-1
④op.25-6
解答を表示する

正解:op.25-11

①op.10-12
②op.25-11
③op.10-5
④op.10-4
解答を表示する

正解:①

①op.25-11
②op.10-7
③op.10-3
④op.25-9
解答を表示する

正解:②