Quizoo くいずー

 一問一答クイズ [No.10548]
  クラシック音楽検定(マニア向け)Vol.3 より  クラシック音楽ファン向けの「知ってて役立つ。知らなくても大丈夫」な問題です。全問正解された方は、かなりの強者。※マニア向けVol.3
問題 「指揮棒を持った指揮者はいつ登場したか」 今日では、指揮者が誰かでコンサートの来場者数が変わるといわれています。協奏曲で時折、楽器を弾きながら指揮もするヴィルトゥオーゾ・マエストロ(名手兼名指揮者)も現れていますが、音楽を奏でる舞台の上で唯一、音を出さない存在。巨大な管弦楽団を猛獣使いの鞭のように自在に操るのは、一本の白い木。それを人は「指揮棒」という。 さて、指揮棒を持った専業指揮者はいつ誕生したのでしょうか。
  1. 19世紀前半(前期ロマン派)
  2. 19世紀後半〜20世紀初頭(後期ロマン派)
  3. 18世紀後半(古典派)
  4. 17世紀初頭から18世紀中頃(バロック音楽)
   
制限時間 : 無制限
難易度 上級
出題数 517人中
正解数 244人
正解率 47.2%正解率
作成者 ぼくはくま (ID:891)
最高連続正解数  0 問
現在の連続記録  0 問 ※ユーザーの方は記録が更新されます
一問一答クイズ一覧
このクイズ・検定に挑戦!
予習・復習
登録タグ登録タグ
関連するクイズ・検定関連するクイズ・検定
その他のクイズ・検定その他のクイズ・検定
クイズ・検定一覧
○×マルバツクイズ一覧
トップページ
 予習・復習/一問一答クイズ
出題文をクリックするとクイズにチャレンジできます。
すぐに答えを見たい場合は「解答を表示する」をクリックしてください。
こちらで学習をして、このクイズ・検定の合格を目指しましょう!
①独唱、合唱、木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器
②木管楽器、金管楽器、打楽器、独唱、合唱、弦楽器
③木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、弦楽器、打楽器
④19世紀前半(前期ロマン派)
解答を表示する

正解:木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、打楽器、弦楽器

解説:正解は、「木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、打楽器、弦楽器」でした。 基本の決まりとして、木・金管楽器、挿入楽器(*)、打楽器、弦楽器 (*)挿入楽器とは、通常のオーケストラを編成している以外の声楽を含む楽器の事であり、協奏曲の場合は独奏楽器が入ります。金管楽器と打楽器の間に記述しています。 ちなみに巨大の交響曲を書いたことで知られるマーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」は、音楽表現の雄大さもさることながら、使用される楽器の編成も壮大です。指揮者が使う大判のフルスコアの上から下まで、それこそ印刷の解像度の限界に挑戦しているのではないか? と思えるほどの細かな五線譜の並びに圧倒されます。

①アウフタクト
②木管楽器、金管楽器、独唱、合唱、打楽器、弦楽器
③アインザッツ
④ゲネラルプローベ
解答を表示する

正解:③

解説:正解は、「アインザッツ」です。 ドイツ語の正式名称は「アインザッツ・ゲーベン」といいます。音楽用語としてはフレーズの「出だし」の意味として使われます。指揮者はフレーズのアインザッツを演奏者に指示し続けることを仕事としているとも言い換えられます。従って、指揮者が最初の音のアインザッツさえ的確に出せば、優秀なオーケストラなら間違いなく素晴らしい音楽を奏でることが出来ると行っても過言ではありません。 「アウフタクト」は弱起の事です。 「アタッカ」は、曲の境目を切れ目なく演奏することをいいます。指示記号として楽譜に記されています。 「ゲネラルプローベ」は、本番通りの進行で行われる最終リハーサルです。


①交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
②アタッカ
③交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
④交響曲第9番ニ短調作品125『合唱付き』
解答を表示する

正解:③

解説:あの「ダダダ・ダーン」という有名な動機は、いかにもベートーヴェンらしい勇壮な出だしと関心することしきりです。 しかし、ここでスコアを開いて、冒頭のその部分をじっくりと観察してみてください。「ダダダ・ダーン」の3つ連続する♪「ダダダ」の前に、なんと八分休符(♪と長さが同じ休み)が一個あるではありませんか。つまり指揮者の指揮棒が振り下ろされた後、八分休符一個分の間をあけて、弾き出さなければならず、それだけでも難しいのに、名指揮者はベートーヴェンのAllegro con brioに忠実にあろうとすればするほどに、個性的な所作を使って激しさを強調するので、音の出だしがとても合わせずらいのです。

①交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
②交響曲第5番ハ短調作品67『運命』
③交響曲第7番イ長調 作品92
④交響曲第6番ヘ長調作品68『田園』
解答を表示する

正解:①

解説:全曲で約45分。第1楽章の頭にはティンパニはちゃんと記されています。ですが、次のページではティンパニの楽譜が消えてしまっています。同じ事は、第2楽章、第3楽章と続きます。その間、ティンパニ奏者は何をしているのでしょうか。ひたすら休みの数を正確に数え続けているのです。第4楽章「雷雨、嵐」での熱い連打に想いをはせつつ、指定された休符の小節を数えているのです。しかし、終楽章では、またしてもティンパニの出番はないです。出番がないからといって、さっさと帰ってしまう訳にもいかず、立ったまま、妙な手持ちぶたさを抱きつつも、またしても休符の小節数を数えているのです。これがこの交響曲でのティンパニの仕事の全てです。

①交響曲第7番イ長調 作品92
②交響曲第8番ヘ長調 作品93
③交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
④交響曲第3番変ホ長調作品55『英雄』
解答を表示する

正解:②

解説:作品番号が示すとおり、交響曲第5番と第6番の関係と同じく交響曲第7番と対を成すと言ってよいでしょう。古典派の殻を破り、ロマン派音楽へと突き進んでいたベートーヴェンがふと、「古典回帰」をした作品と思われます。編成の大きい第5、第6、後の第8に挟まれ、木管セクションは2管編成、金管もトランペット2管のみで、第1番や第2番に似たものを感じ取れます。スケルツォの荒々しさではなく、トリオを備えた古典派音楽のメヌエットの端正な雰囲気を醸し出しています。しかし、対位法的処理や、トリオのホルンとクラリネットの牧歌風な歌はベートーヴェンの世界です。メヌエット大好きなハイドンが、涎を垂らしそうな秀作。


①約350回(全体の7割)
②約100回(全体の2割)
③交響曲第4番変ロ長調 作品60
④約250回(全体の5割)
解答を表示する

正解:④

解説:約何回としたのは、スコアリーディングして《3つ連続する♪「ダダダ」》の動機が明らかに用いられていると判断できるもののみとしたからです。極端に音符の長さを変えられていたり、複数楽器に跨っているケースは省いた残りの数が250回前後だという事です。第1楽章の半分が何らかの形で《3つ連続する♪「ダダダ」》に基づいて作られている。なんともはや、しつこいです。ベートーヴェンが生涯を通じて、女性にふられまくったのが分かるような気が……。(失礼!) また、他の楽章でも《3つ連続する♪「ダダダ」》の動機が形を変えて使われています。交響曲第5番全体が、この単純な3つの音によって作り出されているといっても良いでしょう。

①弦楽器が全て第3パートまである
②ヴィオラのパートがない
③約200回(全体の4割)
④第2パートのヴァイオリンがない
解答を表示する

正解:④

解説:第5番は、独奏群としてフラウト・トラヴェルソとヴァイオリン、チェンバロ、合奏群として第1ヴァイオリン、ヴィオラ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴィオローネです。バッハは、通常はヴィオラを弾きつつ、全体の指揮をしていたのです。この第5番では、チェンバロが妙技を披露します。名手であったバッハが自ら演奏する目論見でした。しかし、ヴィオラを弾いていたバッハがチェンバロに移ったので、ヴィオラ奏者がいなくなってしまうことになったのです。第2ヴァイオリンがヴィオラを弾いたものと思われます。諸々の理由で楽団が縮小され、ほかに奏者がいなかったのです。

①第2楽章が1小節しかない。
②速緩速の協奏曲スタイルに加えてメヌエットの第4楽章がある
③ヴィオラのパートが第2まである
④第2楽章は独奏楽器群のみで演奏される
解答を表示する

正解:①

解説:スコアを見ると、第1楽章の終わりに二重線で分けられた速度記号「Adagio」の1小節に二分音符でフリギア終止(*)の2つの和音が書かれているだけ。 (*)バロック時代の音楽の緩徐楽章でよく用いられた終止形。前後の楽章を繋ぐ役割を果たす。  スコアに書かれてある通りに演奏してしまうと、誠に素っ気ない。しかも、当時の演奏では、楽譜に書かれていた通りを演奏することは希で、即興演奏をすることで演奏技術を表すのが当たり前であったのです。今日でも、第1ヴァイオリン、或いはチェンバロが和音が響く中を即興で旋律を作り出しているのを聞くことができます。

①ヴィオラのパートがない
②ブランデンブルク協奏曲の第2楽章の中で唯一、長調である
③仕えていた侯爵が参加できるように簡単なパートがある
④チェロのパートがある
解答を表示する

正解:①

解説:スコアを見ると、上から順に第1ヴィオラ、第2ヴィオラ、第1ヴィオラ・ダ・ガンバ、第2ヴィオラ・ダ・ガンバ、チェロ、通奏低音(チェンバロとヴィオローネ)で構成されています。バッハがヴィオラを弾きつつ全体の指揮をし、主君のレオポルト侯も加わってヴィオラ・ダ・ガンバの易しく書かれたパートを演奏したと言われています。ヴァイオリンを欠き、派手さこそありませんが、そこには主君と従者を越えた音楽を愛する者同士の会話があったと想像できます。この第6番の温かい旋律美が、雄弁にバッハとレオポルト侯との音楽を通じての語らいを表していると思いませんか。

一問一答クイズ一覧
このクイズ・検定に挑戦!
 その他・関連するクイズ
このクイズ・検定や問題に関連するクイズを出題しております。出題文をクリックするとクイズにチャレンジできます。
すぐに答えを見たい場合は「解答を表示する」をクリックしてください。

以下のクイズは、ショパン エチュード検定より、出題しております。
説明:ショパンエチュード op.10とop.25の検定です満点取れたら凄い!
①ト長調
②イ短調
③嬰ハ短調
④ハ長調
解答を表示する

正解:④

①ニ短調
②ハ短調
③ロ長調
④ブランデンブルク協奏曲の第2楽章の中で唯一、長調である
解答を表示する

正解:②

①イ短調
②変イ長調
③ニ長調
④ホ長調
解答を表示する

正解:②

①ハ長調
②練習曲
③超絶技巧曲
④即興曲
解答を表示する

正解:②

①作曲
②変ニ長調
③ニ短調
④変ト長調
解答を表示する

正解:④

①グリッサンド
②左手
③アルペジオ
④半音
解答を表示する

正解:③

①スタッカート
②低音
③ハ長調
④左手
解答を表示する

正解:④

①イ長調
②嬰ハ短調
③ホ長調
④ロ短調
解答を表示する

正解:②

①ここには無い
②ホ長調
③嬰ホ短調
④ニ長調
解答を表示する

正解:②

①変ト長調
②ニ長調
③半音
④変ニ長調
解答を表示する

正解:①

①op.25-12
②op.25-6
③op.25-11
④ハ短調
解答を表示する

正解:③

①op.10-12
②op.25-11
③op.10-5
④op.10-4
解答を表示する

正解:①

①op.10-3
②op.10-7
③op.25-9
④op.25-6
解答を表示する

正解:②